2010年06月20日

財政再建へ数値目標 G20サミットの主要議題に

 26日からカナダ・トロントで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)で、各国の財政再建の具体的な数値目標の導入が主要議題のひとつに浮上していることが19日、明らかになった。ギリシャの財政危機を受けて、今月5日に韓国・釜山で開かれた金融サミットの準備会合で「深刻な財政課題を抱える国は財政健全化を加速する必要がある」との認識で一致したほか、スペインやハンガリーでも財政不安が鮮明化するなど、世界経済にとって新たなリスクが浮上しているためだ。

 金融サミットの議長国であるカナダのハーパー首相は17日、G20首脳に書簡を送り、各国が2013年までに財政赤字を半減させ、16年までに財政赤字を対国内総生産(GDP)比率で安定化させることで合意するよう呼びかけた。

 金融サミットでは各国の財政目標や経済情勢を相互に評価する仕組みを議論する見通しだが、先進国と新興国の間には温度差も大きく、何らかの合意に至るかどうかは微妙な情勢となっている。

 先進国の中でもっとも公的債務の目立つ日本は22日に閣議決定する、平成32年度までの国・地方の基礎的財政収支の黒字化を柱とする財政健全化計画を金融サミットに初めて参加する菅直人首相が説明。「財政再建の取り組みをアピールする」(財務省幹部)予定だが、どこまで各国の理解を得られるか、注目される。

(Yahoo!ニュースより引用)
posted by lay at 03:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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